2/3に開催された『形意梅花槍<限定公開>講習会IN文京』に参加してきました。山西派車氏形意門正宗・趙玉祥老師伝の梅花槍の講習会で、主催は旺龍堂の小幡師。
昨年参加させていただいた『形意五行槍』は5種類の槍の操法でしたが、今回の梅花槍は長めの套路(型)です。限定公開*1ということで、参加者は過去の講習会で梅花槍を習ったことのある方がほとんど(というか私以外…)でした。
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基礎練習
まず、基礎の基礎である「攔」「拿」「扎」から、槍を身体の横で回転させる「五花*2」や、槍把を前に送って背後を刺す「穿槍」という操法を練習。
これらは套路の中に出てくるもので、ウォーミングアップも兼ねてという感じで。
形意梅花槍
どのような套路かはYoutubeの動画を見ていただければわかるのですが、いただいた資料では50手。基本的な技や形意五行槍の技の組み合わせなのですが、そう簡単には順番すら覚えられず。
途中何度か「五花」による技のつなぎがあるのと、後ろを突く攻撃、相手の足への攻撃が多いと感じました。 が、他の門派の套路を知らないので、槍とはこういうものであって形意梅花槍の特徴ではないかも知れません。小幡師も「そもそも長柄の武器は足を狙うものだ」と仰られていました。
その他、薙いだり、上から叩き切ったり(劈)、柄の側で叩いたりと、多彩な操法が練り込まれていてとても面白く、また(槍が日常的にある前提で)とても実用的な套路という印象。
所感
套路のボリュームは八卦刀*3とほぼ同じ(やや少なめ?)に感じましたが、今回は時間が短いこともあり、五行槍を練習してなかったらついて行けなかったと思います。改めて、今回は<限定公開>なのに納得。
武器、特に長モノは習える機会も少なく、あまり人目につかないように(通報されないように!)練習するのも一苦労です。しかし、身体で振る、腰・背中を使う、背面の筋肉(伸筋)で扱う、手の内を柔らかく使う、といったことを身につけるのにとても良いと感じています。
槍の扱いは、半年ほど前にはじめて槍を扱ったときに比べれば身体で振れるようになってきた感はあります。でも、まだまだ槍に勁を通すまで行かず、先は長いです。
参考
小幡師による形意梅花槍の動画
小幡師の師である趙玉祥老師のDVD。梅花槍の表演が収録されています。
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